防犯ガラスの効果を徹底解剖!メリットと選び方を紹介!
防犯ガラスの効果があるなら使いたいと思っていませんか?
空き巣や泥棒の被害が全国的に増えているため、防犯対策をして安全を確保するのはとても大切です。
この記事では防犯ガラスにするとどのような効果があるのかをまとめました。
防犯ガラスを選ぶメリットや選び方のポイントも紹介するので参考にしてください。
防犯ガラスの3つの効果
防犯ガラスには防犯対策として役に立つ3つの効果があります。
それぞれの効果についてまずは概要を確認していきましょう。
耐貫通性
防犯ガラスはドライバーなどの鋭い器具で貫くのが難しい性質があります。
防犯ガラスは一般的に、2枚以上のガラスに樹脂フィルムの中間膜を挟み込んだ構造になっている合わせガラスです。
2層以上のガラスと樹脂フィルムによって貫きにくい性質が生まれています。
耐貫通性があるとガラスを割って侵入するのに時間がかかるため、防犯効果があるガラスだと言われています。
飛散防止効果
防犯ガラスには飛散防止効果があります。
ガラスがもし割られてしまったとしても、ガラスが中間膜に接着されているので周囲に飛び散りにくいのが防犯ガラスの特徴です。
これにより、ガラスの破片を踏んで怪我をするなどの二次的な被害のリスクが小さくなります。
脱落防止効果
防犯ガラスは中間膜にガラスが接着されていることで脱落防止効果があるのが特徴です。
一般的なガラスの場合、衝撃を与えたときにガラスが外れて落ちることがあります。
防犯ガラスはサッシと中間膜の両方に支えられているので脱落しにくいため、空き巣や泥棒にとっては侵入しづらいと考えられています。
防犯ガラスを選ぶ意味
防犯ガラスは、空き巣や泥棒などによる犯罪対策として選ぶべきかどうかを考えていることが多いでしょう。
そこで通常のガラスと比べて防犯ガラスを選ぶ意味を簡単に解説します。
空き巣や泥棒が侵入をあきらめる
防犯ガラスは耐貫通性がある合わせガラスなので、空き巣や泥棒にとっては侵入に時間がかかるため、あきらめる場合がほとんどです。
警察庁「住まいる防犯110番」に掲載されている財団法人都市防犯研究センターの資料では、元泥棒を対象として侵入をあきらめる時間について調査をしています。
このデータによると5分以内に侵入できなかったらあきらめるという泥棒が68.5%を占めています。
10分以内なら侵入する泥棒の割合は22.9%です。
このデータから防犯ガラスを選べば、空き巣被害を受けるリスクが低くなることがわかります。
打ち破り・こじ破り・焼き破りに強い
防犯ガラスは、空き巣や泥棒が侵入のときにするガラス破りの打ち破り・こじ破り・焼き破りに強い効果を持っているのが魅力です。
ハンマーなどによる打ち破り、ドライバーなどを使った窓のこじ破り、バーナーなどで熱割れを引き起こす焼き破りのどれに対しても抵抗力があります。
防犯ガラスは2枚のガラスがあるので、通常のフロートガラスよりはどのガラス破りについても耐性があります。
特に打ち破りやこじ破りには強いのが防犯ガラスの特徴です。
ガラス破りができないわけではありませんが、たとえ焼き破りをする空き巣や泥棒だったとしても破るまでに時間がかかるので被害リスクが低くなります。
万が一割られても怪我のリスクが低い
防犯ガラスは万が一割られてしまったとしても、飛散防止・脱落防止の効果があるので怪我のリスクが低いのがメリットです。
犯罪によるガラスの破損だけでなく、子供が遊んでいて窓を割った、石を投げつけられて窓が割れたといったときにも怪我をしにくくなります。
窓が割れると慌ててしまい、うっかり窓の破片を踏んで怪我をすることがよくあるので、防犯ガラスにしておくと安心です。
効果のある防犯ガラスの選び方
せっかく防犯ガラスにするなら、より効果を重視したいと思うでしょう。
効果のある防犯ガラスを選ぶポイントは以下の3つです。
- 厚さ
- CPマークの取得
- 付帯効果
防犯ガラスは、ガラスと中間膜が厚いほど耐貫通性が高いので割れにくくなります。
防犯目的で使用するガラスとしての性能を持っている場合には、CPマークを取得している場合が多いので参考になるでしょう。
また、防犯ガラスには断熱効果や遮熱効果などの付帯効果がある機能ガラスもあります。
防犯効果だけでなく、他の効果にも注目して快適で安全な環境作りをするのも大切です。
付帯効果は製品ごとに違うので、ガラスを選ぶときには業者に問い合わせてみましょう。
まとめ
防犯ガラスは耐貫通性・飛散防止効果・脱落防止効果を兼ね備えています。
空き巣や泥棒が侵入をあきらめる可能性が高く、万が一、ガラスを割られたとしても二次的な被害が起こりにくいのがメリットです。
防犯ガラスには機能性の高いガラスも登場しています。
一般的な防犯フィルムを中間膜として使用している製品でも防犯効果はありますが、環境を快適にするには他の効果があるガラスを選ぶのもおすすめです。
ガラス一枚で防犯だけでなく、省エネや防音などもできるので、ガラスを選ぶときには魅力的な効果を兼ね備えている製品を選びましょう。